人材育成研究所 
 代表 中尾 ゆうすけ 

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タイトル 実は9割ができていない
1割の「できる人」が大切にしている「仕事の基本」
著者 中尾 ゆうすけ
出版社 ぱる出版
発売日 2017/3/22
ISBN 4827210438
定価 1400円+税
本書の執筆に当たり

 一昔前は、入社3年以内の退職が3割を超え、多くの企業の悩みであると同時に、辞めたあとの再就職の厳しさに悩む若者が多くいました。

 その状況はここ2〜3年で一変し、3年以内の退職率は当時の半分になってきました(厚生労働省統計新規学卒者の離職率より)。緩やかな景気の回復とともに、人材不足に悩む企業の大量採用も増え、希望の企業に就職できるようになったということも要因のひとつと言えるでしょう。

 その結果。多くの新入社員が「今の会社で長く勤めたい」、「活躍したい」、「やりたいことを仕事にしたい」そう願って夢や希望、そして健全な野心をもって入社してきます。

 しかし、その一方で、採用数の増加、長期雇用が進めば、社員同士の競争は激しくなり、より高い成果を上げ、認められていくわずか1割のできる人と、のこりの9割の二極化も進みます。

 私は長年、人事という立場で数千人の新入社員、若手社員を見て、またその後の成長過程までも見てきました。高いモチベーションをもって入社してくる新入社員も、9割の人は次第にモチベーションを落としていく現実も目の当たりにしてきました。

 これまでの多くの書籍は、高い理想のもと「あるべき姿」を目指す教育ツールとして非常に役立つものでしたが、このような環境下においては、理想とは目指すものであるべきですが、現実からも目をそらさず、前に向かって進んでいける力が求められてきます。

 本書は、現実に対しどう対処し、どう理想に向かうのかという視点で書かれており、他の書籍とは一線を画す内容といたしました。私自身の実体験と気づき、そして反省を踏まえ「41の原則」としてまとめたものです。

 1割のできる人とはいったいどのような姿勢で仕事に取り組んでいるのか? 自立型の人材の仕事の仕方とは?日常のコミュニケーションの違いは何なのか?

 特別な能力も不要、時間をかけた教育も、お金をかけることもなく、小手先のテクニックではない、社会人としての本質的なマインドを意識の根底から変えることで、1割のできる人への仲間入りを目指すのが本書のねらいです。

 ぜひ次のような方にお勧めしたいと思っています。

 @新入社員の方
 A入社して3年以内の方で「いまのままでいいのか?」悩んでいる方
 B将来会社の中核人材として活躍したい方
 C若手育成担当者や上司・先輩
 D就職活動中の学生の方

目次

第1章 「常識」を打破するにはまず「常識」に縛られる

 ≫「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の範囲を広げる
 ≫「出世したくない」社員は可能性の芽を自ら摘んでいる
 ≫10人に1人しか管理職になれない時代でどう働くか
 ≫権利の先出しは自分の首を絞める
 ≫もともと特別なナンバーワン
 ≫近道志向は見落とすものが必ず出る
 ≫プライドは何の役にも立たない
 ≫自分の常識も上司の常識も疑うべし
 ≫専門性を深めてから仕事の幅を広げる
 ≫60点でも90点の人に負けない方法
 コラム@ 仕事のやりかたに悩んでいます

第2章 「自分の頭で考えて行動できる人」になるために
 ≫上司は先生でも親でもない
 ≫バトンを渡されたら受け取るしかない
 ≫逆境で人が成長するのは本当の話
 ≫他人に判断を委ねると振り回されるだけ
 ≫新入社員の9割は“指示待ち人間”
 ≫「アウェイ」で勝負せず「ホーム」で勝負せよ
 ≫「口動」より「行動」「行動」より「考動」
 ≫「決断」にはいつも「責任」がともなう
 ≫「原因」を自分に求めれば未来は変えられる
 ≫おごって消える人 努力して芽生える人
 コラムA 将来が不安です

第3章 能力以前に大切な仕事への「姿勢」
 ≫「失敗」を二度しても「ミス」は二度としない
 ≫今のやり方を疑える人だけがよりよい方法を見つける
 ≫ネガティブな人に仕事は来ない
 ≫「想定外」は想定する能力が低いから
 ≫「よい報告」は後に「悪い報告」は先に
 ≫付加価値がない「仕事」は仕事ではない
 ≫会社の「お金」はどこから来るのか
 ≫楽しくなくても「仕事は仕事」
 ≫その「ブラック」はどこが「黒い」のか
 コラムB 勉強法を教えてください

第4章 なぜ、「仕事はコミュニケーション」といわれるのか
 ≫仕事は「優先」プライベートは「調整」
 ≫歯車の一つひとつガ会社を動かしている
 ≫自分が色眼鏡をかけているとまず知る
 ≫「聴く」ことは「聞く」ことより効く
 ≫話すほうが効率的ならメールはしない
 ≫マナーなくして信頼なし 信頼なくして成果なし
 ≫「ありがとう」の力をなめてはいけない
 コラムC 人間関係で悩んでいます


第5章 「できる人」への最短経路
 ≫「やりたい仕事がない」と「仕事をやりたくない」は違う
 ≫納期を決めないと優先順位はつけられない
 ≫答えの出ない問題に時間はかけない
 ≫“無事これ名馬”は仕事にもあてはまる
 ≫「何のために働くのか」は上司にこそ知ってもらう
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